第三十一部

あらすじ 

西山荘で百姓仕事に精を出す黄門さま。そこへ江戸から娘がやってきた。黄門さまの友人深沢庄右衛門の屋敷に奉公するお初といい、許嫁の佐助を助けてほしいという。その裏には、幕府の財政窮乏を補うため小判の質を落とす改鋳が絡んでいる様子。お馴染みの顔に新たなメンバーも加え江戸へ向かう一行。

その後は幕府の財政難を解決する手がかりを探しに、東海道を下り大坂を目指す。

五代目里見黄門で送る第三十一部。皆の期待を一身に背負い、いよいよ始まりです!!


レギュラー

水戸光圀 (里見浩太朗
佐々木助三郎 (岸本祐二
渥美格之進 (山田純大
疾風のお娟 (由美かおる)
八重 (岩崎加根子
風の鬼若 (照英
アキ (斉藤晶


全話紹介

(水戸・江戸) (第一話:H14.10.14放送) ★★★★☆

音楽:木下忠司
 主題歌「あゝ人生に涙あり」
   作詞:山下路夫
   作曲:木下忠司
   唄:橋幸夫/西郷輝彦/舟木一夫
題字:朝比奈宗源
ナレーター:鈴木史朗
脚本:宮川一郎/監督:矢田清巳


徳川綱吉(堤大二郎)/柳沢吉保(橋爪淳)/お初(高松あい)/佐助(鷲生功)/桜甚十郎(佐藤仁哉)/荻原重秀(石田登星)/深沢庄右衛門(中野誠也)/山野辺兵庫(丹波哲郎) 他

無理やり小判の改鋳をすすめようとする勘定方組頭ら一味。小判の質を落とし、浮かした金をかすめとろうとの企み。その裏には柳沢吉保の影が…。

記念すべき第1話ゲスト出演に中野誠也さんが!! うれし〜(*^∇^*)




ご老公、最初の難所は箱根山・箱根 (第二話:H14.10.21放送) ★★★☆☆ 

脚本:岡本さとる/監督:矢田清巳

今岡半四郎(林泰文)/志乃(大沢さやか)/中森権太夫(伊藤高)/柴田勘兵衛(草見潤平)/松(漢山)/六(長原成樹)/梶又蔵(朝日完記)/酒井孝太郎(田井克幸)/飯島貞二郎(小谷浩三)/河合市五郎(杉山幸晴)/義兵衛(壬生司朗) 他

お家の不正の証拠を携え、関所破りをしようとする志乃と知り合った一行。志乃は箱根の関所役人の中に許嫁がいた。しかし役人らの横暴振りには目に余るものがあった。

やはり里見さんが「志乃さん」と呼ぶと、助さん志乃さんの仲を思い出してしまいます。




清水湊の大勝負!・江尻 (第三話:H14.10.28放送) ★★★★☆ 

脚本:宮川一郎/監督:井上泰治

おせい(二宮さよ子)/佐藤市兵衛(中原丈雄)/喜平次(篠塚勝)/与三(河本タダオ)/佐平(村田宏)/寅(三上市朗)/親爺(波多野博) 他

廻船問屋の女将おせいに声をかけられた助さん。どうやらおせいの死んだ息子に瓜二つらしく、名前も似ているという。結局、半日だけ息子としてつきあうことに。しかし助さんは抜け荷を探る城代の手先と間違えられ、捕らえられた。抜け荷の証拠をつかむため、助さんは抜け荷の買い手になりすまし、黄門さまをも巻き込んで一世一代の大芝居。

女の薬売りを探すアキと鬼若。アキは伊賀の里柘植の玄斉、つまり里の長の孫娘だった。里を抜けたアキの母親おようを探すために、自らも里を抜けアキのために命をかけると誓った鬼若。今回は彼らの過去と正体が明らかになりました!




お娟にぞっこん!親父と息子・掛川 (第四話:H14.11.4放送) ★★★★☆ 
脚本:岡本さとる/監督:井上泰治

権三(六平直政)/松尾大膳(亀石征一郎)/作造(頭師孝雄)/三太(谷野欧太)/中島半之丞(高松しげお)/真砂屋益蔵(小沢象)/常(及川以造)/哲(ボブ鈴木)/宿の女将(島村晶子)/三木仁兵衛(五王四郎) 他

お娟に結婚話が!? 問屋場の頭、権三がお娟に一目惚れ。息子の三太もお娟を慕う。一方、掛川藩の殿様には嫡子がなく、養子を迎えようとしていた。悪家老らが三太が藩主の御落胤であるといって連れて行ってしまう。離れ離れの父と子。血は繋がっていなくても固い絆で結ばれた権三親子を救うため、お娟が、黄門さまが大活躍。

黄門さまの幼少時代の話もありました。




やんちゃ姫の大冒険・浜松 (第五話:H14.11.11放送) ★★★☆☆ 
脚本:宮川一郎/監督:金鐘守

菊姫(榊原めぐみ)/青山忠正(源太)(石橋保)/秋月典膳(宗方勝巳)/吉川仙之助(大河内浩)/桜(市丸和代)/浄心尼(一柳みる)/七兵衛(石沢徹)/山崎十四郎(水上保広)/立花順之助(高井清史) 他

浜松の城下には宇和島藩の菊姫が、浜松藩の若殿忠正と見合いをするため来ていた。しかし見合いを嫌がる菊姫は城下へ飛び出す。そこで黄門さまと出会い、また天竜川のはんらんで親をなくした子ども達を養う浄心院で源太と出会う。実は源太は天竜川護岸工事における不正を暴くため、町人に身をやつした若殿忠正公だった。

今回は「里見助さんにヤキモチをやくお銀」を思い出してしまいました…。それにしてもお娟さんはどんどんお茶目になっていきます。黄門さまも、助さん時代の名残か、若い娘さんとの絡みにちょっとにやけてしまいました(*`ー´*)




娘剣士の上意討ち・吉田 (第六話:H14.11.18放送) ★★★☆☆ 
脚本:吉本昌弘/監督:金鐘守

中村由衣(田京恵)/山上伊十郎:誠直也/中村与左衛門(長谷川哲夫)/飯田頼母(常泉忠通)/野添勘太夫(石倉英彦)/川村時右衛門(入江毅)/お勝(河東けい)/弥市(尾美としのり)他

上意討ちの旅の途中だという娘剣士由衣に会った一行。実は仇は、由衣の実の父親だった。上意討ちの裏に隠された陰謀も知らず、育ての親へ恩を返そうと執拗に実の父を狙う由衣だったが…。

綱吉役でお馴染みの長谷川さんが出演。




格も迷惑意地っ張り母娘・宮 (第七話:H14.11.25放送)  
脚本:岡本さとる/監督:井上泰治

千種屋弥兵衛(石田信行)/おしず(平淑恵)/おきよ(友里千賀子)/おちよ(竹本聡子)/瑞穂屋六右衛門(下塚誠)/おとせ(中武佳奈子)/古田右京(入川保則)/潮屋市蔵(石山律雄)他

熱田神宮のある宮の宿に着いた一行。千種屋と瑞穂屋、2軒の呉服問屋の家族と知り合うが、そこの女将はライバル同士で仲が悪かった。さらに、2軒の娘らも同時に格さんのことを好きになり、とんだ騒ぎに。だがこのドタバタ騒動の影で、尾張藩への献上品を巡って黒い陰謀が動き出していた。陰謀を砕き、2軒の呉服問屋を仲直りさせる黄門さま。




壊れた香炉は職人魂・桑名 (第八話:H14.12.2放送)  
脚本:岡本さとる/監督:矢田清巳

秀二郎(赤塚真人)/おしん(藤田佳子)/鈴鹿屋庄助(早川純一)/松平定重(大竹修造)/西海屋清兵衛(三夏紳)/高橋紀三郎(伊藤敏八)/ 幽山(青山良彦) 他

鋳物で有名な桑名に着いた一行。
一行は腕はいいが大酒飲みの鋳物師、秀二郎と知り合う。桑名では、近々将軍様へ献上する香炉を殿様の松平定重が自ら選ぶため、職人同士の腕比べが行われることになっていた。献上品を作る事を決心し、仕事に励むようになった秀二郎。だが、鋳物の扱いを一手に握ろうと企てている西海屋、そして側用人の高橋が、あの手この手で秀二郎の邪魔をする。



忍びの決戦!母娘の再会・伊賀上野 (第九話:H14.12.9放送) ★★★★☆ 
脚本:宮川一郎/監督:矢田清巳

柳沢吉保(橋爪淳)/およう(古柴香織)/菊岡如幻(小池榮)/八剣の十兵衛(由地慶伍)/茨城景渕(立川三貴)/あかね(塩崎綾)/蛍(渋谷めぐみ)/幻斉(本郷功次郎) 他


一行は鬼若やアキの故郷,伊賀上野に着いた。抜け忍である鬼若たちが里へ帰れば死が待つばかり。だが鬼若はアキの母親であるおようを探すためにどうしても里へ戻ると言う。里へ戻った鬼若が見たものは…頭領の幻斉は座敷牢に幽閉され,八剣の十兵衛が里を仕切っていた。十兵衛はアキを捕らえて傀儡とし,公儀直属の隠密になろうと画策する。その見返りに光圀を殺すという命令を受け,一行にも忍びの魔の手が迫る…どうやら柳沢吉保が黒幕にいる様子。一行の運命は?そして母娘の運命は!?

のっけから,鬼若vsお娟の闘い。やはりお娟さんは強かった…。弥七のように頼り甲斐のある忍びになってきました!今回は,くの一がたくさん登場。アキちゃんも初忍び装束??華やかです。外伝みたいですね〜(見た事ないけど…)




ドカーンと一発悪退治・大和 (第十話:H14.12.16放送) ★★★★☆  
脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

風間平四郎(清水宏次朗)/おきく(内村香織)/善八(金内喜久夫)/吉村出雲守(荒木しげる)/大野総十郎(伊吹剛)/柴田平蔵(坂田雅彦)/役人頭(岩尾正隆) 他

吉野藩の宿場に着いた一行。役人の横暴な振る舞いに憤りを感じた黄門さまは,怒鳴りつけてしまった。そのため,役人達に追われることになった一行は離れ離れになってしまい,黄門さまと八重は大砲奉行の風間平四郎の屋敷に逃げ込んだ。だが,その平四郎,昼間っから酒を飲んでばかり。代々,大砲奉行の役どころと共に,殿様をいましめる諫言役を仰せつかってきた誉れ高い風間家。殿様を若年寄にするための幕閣へのまいないという名目で領民から金を巻き上げるが,その実,全ての運上金を自分の懐に入れている側用人の大野。重税に苦しむ領民達を救うため,平四郎を動かし,殿様に諫言させようと働きかける黄門さま。

鬼若の衣裳が変わった!? とてもシンプルな黒の衣裳です。それにしても里見黄門さま,大砲を打って皆を黙らせるなんて
,荒っぽいやり方…さすがですね〜(*^.^*)



狙われた浪花の大商人・大坂 (第十一話:H15.1.6放送) ★★★★☆  
脚本:宮川一郎/監督:金鐘守

柳沢吉保(橋爪淳)/柊又四郎(平井真軌)/おつる(岩橋明代)/柳田(木村栄)/小笠原喜三郎(平野稔)/荻原重秀(石田登星)/茂蔵(山根伸介)/多江(藤田むつみ)/尾上(河本タダオ)/おばさん(浅香あき恵)/淀屋辰五郎(山口崇)/山野辺兵庫(丹波哲郎) 他

旅の目的地でもある大坂へ着いた一行。黄門さまは,大商人の淀屋辰五郎から金を借りて返せない大名達の財政が厳しく,そのために領民も苦しんでいるという事実を知る。命を狙われる辰五郎。黄門さまは,領民を救うために大名の借金の返済を軽くしてくれるよう,頼み込む。一方,辰五郎を鉄砲で狙った男,又四郎は紀州の鉄砲衆だった。事実を知りショックを受けるお娟。お娟の恋はどうなる…!?

ゲスト陣豪華です。さすがお正月。山口崇さん,いつも個性的な役柄です。



商売繁盛笹もってこい・兵庫 (第十二話:H15.1.13放送) ★★★☆☆  
脚本:大西信行/監督:井上泰治

お糸(有沢妃呂子)/芳次郎(見栄晴)/幸兵衛(中田浩二)/綱島五郎三郎(片桐竜次)/八百寅(大橋壮多)/おかつ(中塚和代)/魚熊(吉塚弘)/おせい(朝丘雪路) 他

兵庫へ入った一行。だがちょうど蛭子神社の祭の最中で,街は人々で溢れていた。宿もいっぱいで,途方に暮れていた一行に声をかけてくれた娘,お糸。彼女に連れられていかれたのは枡屋という大きな旅籠。だが,5年前に商売をやめ,店は荒れ放題。黄門さまらは店のあちこちを修繕し,おせいに店を開けさせる決心をつかせる。一行も,慣れないながらも宿の仕事を手伝うことに…でも黄門さまは失敗ばかりで…。そんな中,10年前に家を飛び出したおせいの息子,芳次郎が帰ってきた。

悪人退治を早々に済ませ…といっても雑魚みたいな感じでしたが,商売繁盛に精を出す一行(*^∇^*)



うまい鯛にゃ裏がある・明石 (第十三話:H15.1.20放送) ★★★☆☆  
脚本:大西信行/監督:金鐘守

赤掘軍兵衛(川合伸旺)/堺屋文蔵(南方英二)/黒岩重助(山西道広)/おきみ(鈴木繭菓)/おたけ(和泉ちぬ)/松平直明ラ(沖田さとし)/大槻伝兵衛(藤沢徹夫)/農夫(井上竜夫)/服部源右衛門(志茂山高也)/役人(武井三二)/番頭(上野秀年)/政五郎(長門裕之) 他

明石へ入った一行。天下の美味、明石鯛を楽しみにしていた黄門さまだが、鯛がない。明石では鯛を売り買いしてはならないという、おふれが出ていた。おふれの裏には、よそで取れた鯛を明石鯛と偽って売り、私腹を肥やそうとする家老らの企みがあった。

久々登場川合伸旺さん。さすがの雰囲気を漂わせておりました。



白鷺城下の恩返し・姫路 (第十四話:H15.1.27放送) ★★★★☆  
脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

望月安兵衛(中野英雄)/綾乃(渡辺典子)/桑原外記(河原崎次郎)/菅谷半蔵(井上高志)/榎本左内(木下浩之)/榎本小太郎(中野勇士)/島田(野口貴史)/中間(高井清史)/親父(北見唯一) 他

姫路十五万石の城下に入った一行は、人助けの度に金をせびる浪人安兵衛と出会う。武士の誇りさえも失ったやつだと、憤慨する助さんだが、実は安兵衛が今は亡き恩人の妻と子を支え続けていることを知る。お刀役であった榎本左内が殿様の刀を紛失したことで切腹、その事件の真相を暴く。



俺たち日本一の用心棒・龍野 (第十五話:H15.2.3放送)  
脚本:岡本さとる/監督:高倉祐二

沢村半之丞(小松政夫)/竹川柳太郎(三波伸一)/松風吉弥(須藤雅宏)/善兵衛(児玉謙次)/白塚屋三造(井上博一)/水野六郎左衛門(内田勝正)/留吉(渡辺寛二)/元六(下元年世) 他

龍野へ到着した一行。そうめん問屋の善兵衛とその職人たちがやくざ者の白塚屋三造一家に嫌がらせを受けていることを知る。三造は奉行の水野と手を組み、善兵衛の作業場を立ち退かせて賭博場を開きたいと企んでいた。そこへ現れた幡随院長兵衛の忘れ形見だという男沢村半之丞とその仲間2人。村人達は、沢村達に用心棒になってくれと懇願する。だがその正体は売れない旅役者だったのだ。黄門さまたちも協力し、一世一代の大芝居の結末は!?



刀が教えた賢兄愚弟・岡山 (第十六話:H15.2.10放送) ★★★☆☆  
脚本:吉本昌弘/監督:高倉祐二

美好時定(島田順司)/正之助(岡野進一郎)/菊乃(工藤明子)/お滝(遠藤真理子)/寅之助(村井克行)/染香(立原麻衣)/秋山主膳(杜澤たいぶん)/茂吉(安村和之)/池田綱政(西園寺章雄)/赤座屋吉左衛門(山本弘)/太助(細川純一) 他

格さんが馬にはねられ足をくじいた。世話になった家は名人美好時定の家。刀鍛治の仕事場を興味津々で見て回る黄門さま。そこへ若君様の守り刀を作り競うことになった兄と弟。守り刀として相応しいのは,兄が作った丈夫な刀か,弟が作った切れ味抜群の刀か…。刀の極意とは?



民をあざむく仮面の怪人・備中松山 (第十七話:H15.2.17放送)  
脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

北村和馬(川ア麻世)/香織(若林志穂)/佐久間監物(沢竜二) 他

備中松山に到着した一行。毒の煙がたちこめ、誰も出入りができないという殺生山という無気味な山があることを耳にする。殺生山はかつては鉄が採掘された鉱山だったが、今は閉鎖され、猟師や木こりも山の仕事ができず困っているという。一方、黄門さまたちとは別行動のお娟たちは、寺のお堂に庄屋たちが集まり、金を受け取っているところを目撃した。金を渡しているのは、ぬえの大黒と名乗る謎の人物で、姿を見せない。その金で、仕事のできない村人たちは食いつないでいるという。謎を探ろうとする一行に襲い掛かる大黒一味の刺客たち。閉鎖された鉱山に新鉱脈を発見し、私腹を肥やしている悪人がいることが判明する。



消えた御老公・福山 (第十八話:H15.2.24放送) ★★★☆☆  
脚本:大西信行/監督:金 鐘守

善太郎(佐野圭亮)/お米(林美穂)/中山主膳(石田太郎) 他

福山に到着した一行。人々は重い税に苦しんでおり、若い庄屋の善太郎が農民達の暮らしを助けるため直訴を考えていた。山小屋で二人で一夜を過ごした黄門さまと善太郎。若い藩主を盛り立てるため家老たちが年々年貢を上げて、取り立てが厳しく、人々はもう暮らしていけないのだと、福山の現状を語る。死をも覚悟し、あとは直訴か一揆しかないと、語る善太郎に黄門さまは何か方法があるのではないかと善太郎を諭す。

里見黄門さま,親子共演。ツーショット長いです。二人だけで語り合うシーンが、台本の7ページ分もあったらしいです。



アキ、小さな恋の港町・三原 (第十九話:H15.3.3放送)  
脚本:宮川一郎・岡本さとる/監督:矢田清巳

杉江源三郎(田中隆三)/志津(今井恵理)/新吾(久野雅弘)/森川屋弥左衛門(出光元)/田原重三郎(伊藤洋三郎)/祥之助(高橋英希)/熊沢徹斎(小林尚臣) 他

三原に着いた一行。港の改修のために必死に案を考える杉江源三郎と知り合う。その息子新吾は、アキが仲良くなった少年で、数日後に剣術試合を控えていた。応援するアキ、稽古をつける格さん。一方、港改修工事に不正が行われていることを知った黄門さま。森川屋が代官田原に賄賂を送り、源三郎の案は退けられ、現場では不正が行われていた。そして、剣術試合当日、決勝戦で新吾と代官の息子祥之助があたることに。



仕組まれた雛まつり・三次 (第二十話:H15.3.10放送) ★★★☆☆  
脚本:岡本さとる/監督:井上泰治

徳次郎(左とん平)/松之助(渋谷哲平)/お美代(八木小織)/お吉(沢田雅美)/高瀬式部(高野真二)/中沢新左衛門(津村鷹志)/源蔵(成瀬正孝)/

助格らとはぐれ,穴に落ちた黄門さまは,人形作り師の徳次郎に助けられる。かつて徳次郎は預かっていた殿様の人形を紛失してしまい,三次を離れていた。娘と孫に会いに五年ぶりに三次に帰って来た徳次郎だが,仕事場はのっとられ,恩のあった親方の息子は山中に篭り人形を売って細々と暮らしていた。5年前の人形紛失事件のからくりを暴く。

アキちゃんも忍び装束に身を包み頑張っているのですね。入浴シーンもあったし/助さん出番少なし。他の仕事も忙しいのカナ?




黄門様と七化けのお京・広島 (第二十一話:H15.3.17放送) ★★★★☆  
脚本:宮川一郎/監督:井上泰治

冬木順之(倉田てつを)/松野部兵衛(近藤洋介)/立花典膳(滝田裕介)/西海屋与兵衛(和崎俊哉)/松平安芸守(小笠原良知)/定八(岡本敏明)/冬木右京之助(水上保広)/吉岡(石倉英彦)/黒井静十郎(伊庭剛)/山岸東馬(武井三二)/お春(塚本加成子)/多吉(木谷邦臣)/坂井主頭(西山清孝)/吾平(高島和男)/八蔵(重伸幸)/おすみ(江原玲奈)/旅人(藤間勝十郎)/お京(森光子:特別出演) 他

一行が広島城下の旅篭で出会った威勢のいい女将お京。見覚えのある顔に黄門さまは記憶に糸をたどり,かつてお京が七化(ななば)けのお京と呼ばれた義賊だったことを思い出す。一方広島城の御金蔵に盗賊が入り,四千両もの大金が盗まれた。責めを負うはめになった若い藩士冬木順之助らだが,順之助はお京が捨てた子供だった。順之助を助けるためお京が動き出す。黄門さまらも盗賊一行に成りすまし,お京を助ける。

今回は「雷(いかずち)の光右衛門」と盗賊の頭に名を変え,黄門さまが大活躍。歴代黄門さまそれぞれ盗賊の頭になりきりますが,里見黄門さまのは迫力ありますねー(*^.^*)



陰謀渦巻く福岡城・下関・博多 (第二十二話:H15.3.24放送) ★★★★☆  
脚本:宮川一郎・岡本さとる/監督:金 鐘守

音次郎(氷川きよし)/小夜(小田茜)/鳴神の夜叉王丸(山口馬木也)/五兵衛(江藤潤)/米三(佐川満男)/朝倉弾正(栗塚旭)/島田儀兵衛(藤堂新二)/阿部正武(有川博)/松尾主膳(原口剛)/中丸少祐(早川雄三)/奈美(岩本千春)/荻原重秀(石田登星)/徳川綱吉(堤大二郎)/柳沢吉保(橋爪淳)/山野辺兵庫(丹波哲郎) 他

黒田家福岡藩に不審な動きのあることを知り、九州へと足をのばす一行。福岡藩の国家老、朝倉弾正が柳沢吉保と手を結び、清国との密貿易が行われていた。謎を探る一行に、鳴神の夜叉王丸をはじめとする刺客集団が次々と襲い掛かる。清国との取り引きの日、清からの使者を装った一行は、敵の中へと潜入する。

最後は2時間スペシャルで幕引き。シリーズ最強の敵、鳴神の夜叉王丸も登場。